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5年以下の懲役や免停も…自転車の飲酒運転はかなりの重罪

老後の為に今から「権利収入の道」を確保・・・(もっと見る)

いつのは歩いて通勤してるけど、ついつい「今夜は飲み会だから自転車で・・・」なんてことやっちゃうんですよね。法律を知ってれば絶対にやっちゃいけないってことを理解出来るけど、知らないもんだから自転車は大丈夫だとフラフラしながら平気で自転車をこぐことになりますが、以前の人身事故で9500万円の賠償を求められた話もあります。自転車の酔っ払い運転は止めましょう。


5年以下の懲役や免停も…自転車の飲酒運転はかなりの重罪

「お酒飲むから今日は自転車で行くね」というのは良いのですが、酒に酔って自転車で帰ったらアウトです。

しかも自転車だから軽い罪なんてこともなく、かなり重い刑罰が科せられる事もあります。特に最近は自転車対する取り締まりの強化などで逮捕者が増加しているとも言われています。

知らないとマズい自転車の飲酒運転についての法律を解説します。



■自転車も車両

自転車は道路交通法上の車両(軽車両)ですので、同法違反の行為に対しては、自動車やバイクと同様、刑事罰を科せられることがあります(法第2条1項8号11号)。

特に、自転車には、自動車と異なり、いわゆる青切符の制度(交通反則通告制度)がありませんので、違反を重ねて赤切符を切られると、いきなり刑事罰を科せられ、前科者になってしまいます。

自転車も、自動車・バイクと同様、酒気帯び運転が禁止されています(法65条1項)。ただし、自動車・バイクと異なり、罰則が適用されるのは酒酔い運転、つまり「アルコールの影響により正常な運転ができないおそれのある状態で自転車を運転した場合」に限ります(法117条の2第1号、65条1項、117条の2の2第3号)

なお、酒酔い運転は、自転車の「運転」行為に対して処罰されますので、自転車を押して歩いている場合は、罰則は適用されません(法2条3項2号)。



■かなり重い罪

酒酔い運転をした自転車の運転者には、5年以下の懲役又は100万円以下の罰金という重い刑罰が科せられます。

これは、自転車を運転していて人に怪我をさせたり、死亡させたりした場合の重過失致死傷罪(刑法211条1項後段)と同じレベルです(「酒酔い運転」には禁固刑の選択がない点でより重い犯罪とも言えます。)。

また、自動車・バイクと同様、自転車の運転者だけでなく、同乗者や自転車を貸し与えた者、お酒を提供したり勧めたりした者も処罰されます。

自転車を貸し与えた者には、酒酔い運転をした者と同じ5年以下の懲役又は100万円以下の罰金(法117条の2第2号、65条2項)が、お酒を提供したり勧めたりした者には、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金(法117条の2の2第5号、65条3項)が科せられます。

以上は、刑事罰ですが、このほか、人身事故を起こせば、被害者に対し民事上の損害賠償責任を負い、怪我の内容によっては数千万円もの損害賠償を命じられることがあります。

また、自転車には運転免許制度はありませんが、飲酒運転を繰り返す悪質な運転者や飲酒ひき逃げの人身事故を起こした者などの悪質運手者に対しては、たとえ自転車の違反であっても、運転免許保有者に対し、「点数制度によらない行政処分」として、6ヶ月を超えない範囲で自動車等の運転免許停止処分が下される可能性があります(法103条1項8号、施行令38条5項2号ハ)。



*著者:弁護士 好川久治



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