弁護士が考えた痴漢冤罪を未然に防ぐ「有効な方法」
電車に乗るのも厄介な時代になりましたね。「痴漢冤罪」が多くなってきてるらしいですから、通勤電車などラッシュ時は特に気を付けて下さい。
冤罪でも「それでもやっていない」は通用しないようですから、電車に乗る時の注意点を記載されていましたのでご紹介しておきます。
何も悪いことしてないのに痴漢冤罪で逮捕され、報道され、会社を首にされ、離婚となる。こんな理不尽な冤罪に会わない為にも是非読んで実行してください。人生を狂わせられる出来事が身近にあることを忘れないように・・・
弁護士が考えた痴漢冤罪を未然に防ぐ「有効な方法」
みなさんも報道等でご存知のとおり、痴漢事件には「実はえん罪」というものが存在します。
痴漢行為を行った者が処罰を受けるのは当然ですが、何もしていないのに、痴漢のレッテルを貼られるのはたまりません。
そこで、今回は、電車内で痴漢に間違われないためにはどうしたらいいのかを考えてみます(なお、ここでは、痴漢で圧倒的多数を占める男性から女性への痴漢行為を想定します)。
改札口●第1の対策
いわゆる迷惑防止条例(各都道府県にあります)では、痴漢について「人を著しくしゅう恥させ、又は人に不安を覚えさせるような方法で、公共の場所又は公共の乗物において、衣服等の上から、又は直接人の身体に触れること。」とされています。
そこで、痴漢に間違われないためのポイントは、「身体に触れないこと」にあります。
「身体に触れないこと」というポイントから導き出される第1の対応策は、「混んでいる電車等ではできるだけ女性のそばに近づかない」です。
身体に触れてしまった事実が確かなものになってしまうと、いかにそれが「混んでたから仕方なく当たった」と弁解しても通らなくなる可能性が高くなります。
とくに、「身体に触れる」という点については、手のひらで触る行為だけでなく、女性の下半身に自分の下半身を当てる行為なども含まれるため、満員電車で体が押され仕方なく接触した場合であっても、いったん身体が触れてしまえば、痴漢と間違われてしまうリスクは高くなります。もちろん触れている時間や態様によって「故意」(わざとかどうか)の有無が判断されることになりますが、厳しい戦いになることは間違いありません。
しかし、「男性専用車両」でも作ってもらえない限りは(個人的には女性専用車両があるのだから、逆も作るべきだと思います)、満員電車等で女性のそばに全く近づかないことはほぼ不可能です。
●第2の対策
そこで、第2の対応策は、手をほかの人に見えるようにしておくことです。痴漢犯人の多くは、周りから見えないように、手を使って痴漢をします。これは裏を返せば、自分の両手をほかの人(被害者や周囲の人)に見えるようにしておくことが大事ということです。
そのため、具体的には、「両手を自分の顔より上に上げる」べきでしょう。電車の中では、片方の手でつり革を持ち、もう片方の手で鞄を持っていることが多いでしょうが、鞄を持っている手は、満員電車の中では自分では自由に動かせず、その場所も女性の臀部近くになりがちです。
満員電車で自分のスペースを作ろうとして動いたとたん、女性の臀部等に触れてしまい、痴漢と間違われてしまうかもしれません。そのため、鞄を持っているほうの手も、できれば鞄を網棚に置いて両手でつり革を持つべきでしょう。
また、両手を自分の顔より上に上げることができない場合であっても、少なくとも自分の両手がどこにあるのか、周囲の人にアピールできるような状態にはしておくべきです。たとえば、つり革を持てない状態でも鞄を両手で胸のあたりで抱えていれば、周りの人から自分がどのような態勢だったのか証言してもらいやすくなります。
しかし、痴漢えん罪事件の中には、片方の手でつり革を持っていて、もう片方の手で携帯電話を操作していたにもかかわらず、逮捕、起訴されてしまった事件もあります(この事件は1審有罪、2審で逆転無罪)。
痴漢えん罪に巻き込まれる可能性は誰にでもあることを認識したうえで、「君子危うきに近寄らず」として自ら工夫して巻き込まれないようにするしかありません。みなさんも満員電車に乗る際にはご注意ください。
*著者:弁護士 原英彰(竹林・畑・中川・福島法律事務所。企業法務、特に人事労務分野を多く取り扱っている。労働組合との団体交渉の経験が豊富。)
冤罪でも「それでもやっていない」は通用しないようですから、電車に乗る時の注意点を記載されていましたのでご紹介しておきます。
何も悪いことしてないのに痴漢冤罪で逮捕され、報道され、会社を首にされ、離婚となる。こんな理不尽な冤罪に会わない為にも是非読んで実行してください。人生を狂わせられる出来事が身近にあることを忘れないように・・・
弁護士が考えた痴漢冤罪を未然に防ぐ「有効な方法」
みなさんも報道等でご存知のとおり、痴漢事件には「実はえん罪」というものが存在します。
痴漢行為を行った者が処罰を受けるのは当然ですが、何もしていないのに、痴漢のレッテルを貼られるのはたまりません。
そこで、今回は、電車内で痴漢に間違われないためにはどうしたらいいのかを考えてみます(なお、ここでは、痴漢で圧倒的多数を占める男性から女性への痴漢行為を想定します)。
改札口●第1の対策
いわゆる迷惑防止条例(各都道府県にあります)では、痴漢について「人を著しくしゅう恥させ、又は人に不安を覚えさせるような方法で、公共の場所又は公共の乗物において、衣服等の上から、又は直接人の身体に触れること。」とされています。
そこで、痴漢に間違われないためのポイントは、「身体に触れないこと」にあります。
「身体に触れないこと」というポイントから導き出される第1の対応策は、「混んでいる電車等ではできるだけ女性のそばに近づかない」です。
身体に触れてしまった事実が確かなものになってしまうと、いかにそれが「混んでたから仕方なく当たった」と弁解しても通らなくなる可能性が高くなります。
とくに、「身体に触れる」という点については、手のひらで触る行為だけでなく、女性の下半身に自分の下半身を当てる行為なども含まれるため、満員電車で体が押され仕方なく接触した場合であっても、いったん身体が触れてしまえば、痴漢と間違われてしまうリスクは高くなります。もちろん触れている時間や態様によって「故意」(わざとかどうか)の有無が判断されることになりますが、厳しい戦いになることは間違いありません。
しかし、「男性専用車両」でも作ってもらえない限りは(個人的には女性専用車両があるのだから、逆も作るべきだと思います)、満員電車等で女性のそばに全く近づかないことはほぼ不可能です。
●第2の対策
そこで、第2の対応策は、手をほかの人に見えるようにしておくことです。痴漢犯人の多くは、周りから見えないように、手を使って痴漢をします。これは裏を返せば、自分の両手をほかの人(被害者や周囲の人)に見えるようにしておくことが大事ということです。
そのため、具体的には、「両手を自分の顔より上に上げる」べきでしょう。電車の中では、片方の手でつり革を持ち、もう片方の手で鞄を持っていることが多いでしょうが、鞄を持っている手は、満員電車の中では自分では自由に動かせず、その場所も女性の臀部近くになりがちです。
満員電車で自分のスペースを作ろうとして動いたとたん、女性の臀部等に触れてしまい、痴漢と間違われてしまうかもしれません。そのため、鞄を持っているほうの手も、できれば鞄を網棚に置いて両手でつり革を持つべきでしょう。
また、両手を自分の顔より上に上げることができない場合であっても、少なくとも自分の両手がどこにあるのか、周囲の人にアピールできるような状態にはしておくべきです。たとえば、つり革を持てない状態でも鞄を両手で胸のあたりで抱えていれば、周りの人から自分がどのような態勢だったのか証言してもらいやすくなります。
しかし、痴漢えん罪事件の中には、片方の手でつり革を持っていて、もう片方の手で携帯電話を操作していたにもかかわらず、逮捕、起訴されてしまった事件もあります(この事件は1審有罪、2審で逆転無罪)。
痴漢えん罪に巻き込まれる可能性は誰にでもあることを認識したうえで、「君子危うきに近寄らず」として自ら工夫して巻き込まれないようにするしかありません。みなさんも満員電車に乗る際にはご注意ください。
*著者:弁護士 原英彰(竹林・畑・中川・福島法律事務所。企業法務、特に人事労務分野を多く取り扱っている。労働組合との団体交渉の経験が豊富。)
スポンサーサイト
- お役立ち情報
- / trackback:0
- / comment:0
- [ edit ]
プロフィール
Author:マサノビッチ
FC2ブログへようこそ!
最新記事
最新コメント